女性のライフイベントの1つが出産。出産後に「何だか老けたかも…」と感じた経験がある方も多いのではありませんか?実は、産後は老化につながりやすいと言われています。今回の記事では、その理由と対処法についてご紹介していきます。
産後は、赤ちゃんの生活リズムに合わせて生活をするようになり、生活習慣が乱れたり、睡眠不足になったりしがちです。睡眠不足になると、美肌をつくり出す成長ホルモンの分泌が弱くなり、ターンオーバーの周期が乱れてしまいます。その結果、シワやシミ、くすみ、目の下のクマなど、肌にさまざまな異変が現れます。
特にシミは、妊娠中に「プロゲストロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンが過剰に分泌される影響で、濃くなりやすいと言われます。これは、プロゲストロンがシミをつくり出すメラノサイトを刺激するからです。ただ、プロゲストロンは産後に減っていくため、徐々にシミも薄くなっていくと考えられています。
シワやシミ、くすみ、目の下のクマなど、産後に起きる肌の異変は、見た目の老いを招きます。その他にも、以下のような「産後のカラダの状態」が肌の老化を加速させる要因として挙げられます。
さきほどお話しした通り、エストロゲンは月経期が近づくと分泌量が少なくなります。また、閉経年齢が近づくことでも、その分泌量が減っていくとされています。これは、カラダのメカニズム上、やむをえないことかもしれません。
ところが、月経期や閉経年齢の他にもエストロゲンの分泌を低下させる要因があります。それが「栄養バランスの偏り」です。栄養不足とホルモンバランスの乱れは大きく関わっているので、産後にダイエットをする際は、過剰な食事制限を控えるようにしましょう。
産後の肌はデリケートな状態です。睡眠不足や栄養バランスの偏りによって、肌にさまざまな異変を起こします。そして、それが肌の老いにつながります。今回の記事では、その対処法として2つのポイントを取り上げましたので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。