老化と遺伝子には深い関わりが…遺伝子の活性化が老化予防のカギ!?

column老化と遺伝子には深い関わりが…遺伝子の活性化が老化予防のカギ!?

最近では老化と、ある遺伝子の働きに深い関係があることがわかってきています。その遺伝子には、活性化させることで老化の進行を抑える働きがあると言われています。今回は、そんな老化予防のカギとなる遺伝子についてご紹介していきます。

老化の進行を抑える?!その遺伝子とは?

年齢を重ねているはずなのに見た目がキレイな人、また、若い頃と見た目があまり変わらない人はたくさんいます。どうしていつまでも若々しくいられるのか。そのヒントは「老化のスピード」にあると言われています。そして、そんな老化のスピードに深く関わっているのが、「長寿遺伝子」と呼ばれる遺伝子です。

・長寿遺伝子とは

長寿遺伝子は、正式には「サーチュイン遺伝子」と呼ばれ、老化の進行をコントロールする働きを持つ遺伝子です。すべての人の細胞の中にあり、普段は眠った状態でいます。活性化することで、「活性酸素の除去」や「シミ・シワの防止」、「細胞の修復」などの効果があると考えられています。
実際、年齢を重ねても若々しく見える人は、長寿遺伝子が活発に働いていることがわかっています。つまり、老化の進行を抑えるためには、この遺伝子を活性化させることがポイントになるというわけです。

長寿遺伝子を活性化させる方法

長寿遺伝子を活性化させるための方法は主に2つです。

1.適度に運動すること

運動で長寿遺伝子が活性化する…。その理由で正確なことはわかっていません。ただ、筋肉の収縮が、この作用に影響していると考えられています。カラダを動かす際は、軽く汗ばむ程度が理想です。ウォーキングより早く、ジョギングより遅く歩く運動が適しています。また、仕事帰りに最寄りの駅から1つ手前の駅で降りて歩くのも効果的です。生活の中に無理なく取り入れていきましょう。

2.カロリー制限を行なうこと

カロリー制限で長寿遺伝が活性化する理由には、空腹が関係していると言われています。これは、飢餓が起きた時にカラダの中で長寿遺伝子が活性化するような生体メカニズムが備わっているからだと考えられています。
カロリー制限を行なう際は、栄養バランスをしっかり取ることが大切です。過剰に摂取しがちな「炭水化物」や「たんぱく質」、「脂肪」は活動に必要な量に抑え、「ミネラル」や「ビタミン」などの栄養素を豊富に摂ります。

つまり、「余分なカロリーは抑え、必要な栄養素は過不足なく摂取すること」が長寿遺伝子を活性化させるコツになるというわけです。

長寿遺伝子に頼りすぎてはいけない!?

ここまでで見てきた通り、長寿遺伝子を活性化さることは、老化を予防するうえで重要です。ただ、より効果を出していくためには、長寿遺伝子を活性化させるだけでなく、日ごろの生活習慣や環境を変えていく必要もあります。
いくら適度な運動とカロリー制限によって長寿遺伝子を活性化しても、スグに生活習慣を戻したら、その働きが弱くなってしまいます。また、「たまにならいいか…」と、気の緩みから偏った栄養素を過剰に摂取することで、効果が現れにくくなることも考えられます。
実際、老化の原因は75%が生活習慣や環境によるものだと言われています。長寿遺伝子に頼りすぎず、生活習慣を見直すことが何よりも大切というわけです。長寿遺伝子を活性化させたい方は、このことにも意識的に取り組んでいきましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事で、老化と長寿遺伝子には深い関係性があることがわかったと思います。「いつまでも若々しくいたい…」、「みずみずしい肌を維持したい…」という方は、ぜひ長寿遺伝子の活性化を目指してみましょう。ただ、その際は、日々の生活習慣や環境にも気を配ることを忘れないようにしてください。

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