飲み過ぎは禁物!お酒が肌を老化させる理由とは?

column飲み過ぎは禁物!お酒が肌を老化させる理由とは?

ストレスを解消したり、活発なコミュニケーションを生んだりと、さまざまな効果があるお酒。つい飲み過ぎてしまう方も多いのではありませんか?実は、お酒を過剰に摂取すると、さまざまな肌トラブルが起きるリスクが高くなります。また、悩ましい年齢肌の要因になることもあります。今回の記事では、そんなお酒で肌が老化していく理由をご紹介していきます。

お酒が肌の老化につながる理由

理由1:美肌をつくる栄養素が減っていくため

適度に摂取する程度ならカラダに良いと言われているお酒ですが、過剰な摂取はカラダにさまざまな悪影響を及ぼします。もちろん、そのダメージは肌にもあらわれます。実際、飲み過ぎた次の日に、肌が荒れたり、ニキビができたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。

こうした肌の不調が起きるのは、お酒に含まれているアルコールが肝臓で分解されるときに体内に存在している以下の栄養素を使用し、その数を減らしてしまうからです。

栄養素
ビタミンB1 ・皮膚や粘膜の健康を維持し、肌荒れなどを防ぐ
葉酸 ・たんぱく質を合成し、ターンオーバーを促進する
ナイアシン

・細胞分裂で必要なDNAをつくる成分に変化しターンオーバーを促す

・抗酸化作用によって肌の酸化を防ぐ

亜鉛 ・ビタミンAの抗酸化作用を促し、肌の酸化を防ぐ

お酒によってこれらの栄養素が減ると、それぞれの栄養素が持っている働きが低下します。さらに、お酒を過剰に摂取すると、栄養素がより少なくなってしまい、キレイな肌がうまくつくられなくなるリスクを高めてしまいます。

また、肝臓には体内の毒素を分解する働きもあるのですが、アルコールを分解することでその機能も低下していきます。その結果、体内に毒素が溜まり、肌荒れやニキビなどの肌の不調があらわれたり、肌の老化が進行したりするようになります。

理由2:睡眠の質を悪くし肌のターンオーバーを遅らせるため

お酒に含まれているアルコールは、分解されると「アセドアルデヒド」という毒素を発生させます。実は、このアセドアルデヒドには交感神経を活発にさせる働きがあります。

通常、睡眠のときはカラダをリラックスさせる副交感神経が働き、これによって私たちは快適に眠ることができています。しかし、交感神経が活発になると眠りが浅くなるため、睡眠の質が悪くなってしまうのです。

睡眠の質が悪くなると、美肌をつくり出す細胞の栄養になるホルモンがうまく分泌されなくなり、ターンオーバーを遅らせ、肌荒れが起きたり、肌の老化が進んだりしてしまいます。

お酒による肌の老化を防ぐ方法

お酒によって起こる肌の不調は、肌荒れやニキビだけではありません。シワやシミ、くすみなどもあります。

さきほどお酒を飲むと美肌をつくる栄養素が減ってしまうとお話ししましたが、それらの栄養素の働きにはターンオーバーを促進したり、抗酸化作用があったりするものがあります。これらの働きが弱くなると、ターンオーバーの低下や肌の酸化が起きやすくなります。

すると、肌に古い角質がたまったり、美肌をつくり出す細胞がサビてしまったりし、肌の老化が加速していきます。そして、その進行が早まることで、シワやシミ、くすみなど年齢肌の症状があらわれるようになります。

こうした肌の老いを防ぐためにも、お酒の量はほどほどにすることがオススメです。また、お酒と一緒に「ビタミンB1」や「葉酸」、「ナイアシン」、「亜鉛」などのビタミン群やミネラルを含んでいる食品を摂取すると、肌が老化するリスクを抑えることができます。

・各栄養素が含まれている身近な食品

栄養素
ビタミンB1  豆類やブロッコリー、サツマイモ、豚肉、レバーなど
葉酸  ホウレン草やアスパラガス、ブロッコリー、レバーなど
ナイアシン  マグロやタラコ、マイタケ、レバーなど
亜鉛  カキやカニ、スルメ、ウナギ、レバーなど

 

まとめ

お酒は飲めば飲むほど肌トラブルのリスクを高め、肌の老化を加速させます。特にシワやシミは一度できたら、なかなか改善することが難しい症状です。肌の老化を予防するためにも、お酒の摂取量はほどほどにしていくことをオススメします。

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