美肌を目指して毎日、肌のお手入れに力を入れている方は多いと思います。たしかに肌のケアをしっかり行なうことはキレイな肌になるうえでとても大切です。
しかし、毎日のスキンケアに加えて、日頃の「習慣」にも意識を向けているという方は少ないのではありませんか?
実は、普段からどのような習慣で過ごしているかで、美肌づくりが成功するかどうかが決まります。そこで今回は、美肌に導く習慣のポイントをお届けします。
食べ過ぎは胃や腸に負担をかけ、消化不良などを引き起こします。消化不良になると、本来ならスムーズに届くはずだった栄養が肌の細胞に届きにくくなります。すると、ターンオーバーが乱れ、肌のコンディションが乱れてしまいます。
そのため、食事のときは食べ過ぎに注意して、腹八分目を習慣化しましょう。また、このときに栄養バランスの取れた食事を心がけると、なお良いです。
短い睡眠時間は、肌に良い作用をもたらすホルモンの分泌を阻害します。そのため、寝不足の人は、肌の状態が不安定になり、肌荒れやニキビなどがあらわれやすくなります。
こうした肌トラブルを防ぎ、肌に良いホルモンの分泌を促すためには、6時間~7時間ほどの睡眠時間がベストと言われています。起床時間の6時間~7時間前には就寝すること。それが美肌づくりにつながります。
おそらくほとんどの方が水道水で湯船を貯めていると思います。しかし実は、水道水には肌の細胞を構成するタンパク質を酸化させる塩素が含まれています。そのため、湯船に長く入っていると、肌の機能が低下してしまう可能性があります。
これを防ぐ方法は、湯船にビタミンCを入れることです。ビタミンCには、塩素を中和してくれる働きがあります。量は1g程度で良いので、ぜひ取り入れてみましょう。
ちなみに、湯船の温度が高すぎたり、湯船に入っている時間が長かったりすることも肌にダメージを与え、美肌菌が流れ落ちる原因になりますので、注意しましょう。
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普段から使っているメイクの汚れは、肌トラブルの元になります。そのため、メイクを落とすときは、汚れが残らないようにクレンジングをしっかり行ないましょう。
ポイントは、一度のケアでクレンジング材をたっぷり使うことです。もったいないからと、少量しか使わないと余計に肌に負担かかり、さらにメイクの汚れが肌に残ってしまいます。
朝起きたあとに洗顔をしている方はたくさんいると思います。そのときは、ぬるめのお湯で軽くすすぐか、肌に優しい洗顔料で顔を丁寧に洗うようにしてください。
強力な洗顔料でゴシゴシと力強く顔を洗ってしまうと、美肌菌や必要な皮脂まで落ちてしまったり、肌のバリア機能が低下します。肌から皮脂やバリアがなくなってしまうと、肌荒れや乾燥肌を引き起こしやすくなります。
さて、習慣のなかには美肌につながるポイントがある一方で、美肌から遠ざかってしまう行動もあります。最後にそのポイントを簡単に取り上げるので、ぜひチェックしておきましょう。
・よく頬杖をつく
・化粧水や美容液などを上から下へ塗る
・基礎化粧品を頻繁に変更する
・メイクで使用するブラシやパフをあまり洗わない
・熱めのお湯またはシャワーで顔を洗う
「肌のお手入れに力を入れているのに、なかなか美肌にならない…」という方は、もしかしたらこういった肌に悪い習慣を継続してしまっているかもしれません。スキンケアも大切ですが「肌に悪い習慣をしてしまっていないかな?」という点も同時に見直すことをオススメします。
日頃の習慣のなかには、汚肌につながる落とし穴がたくさんあります。それを防いで、美肌を手にするためにも、ぜひ今回ご紹介してきたことに取り組んでみましょう。習慣を改善することが美肌への近道です。